というわけで、月末です。早い。
10月の折本のほうをどうにかしなきゃいけないんですが、正直仕事が忙しめでそんなこと言ってる場合じゃない。 家帰ってシノアリスのゲリラだけ参戦して、ぐだっと寝る生活をしております…… ソシャゲの時間削れって……? ゲームの時間は人生の必要経費なので無理ですね…… 好きなものは好きなので大声を上げて遊ぶスタンスでございます。 まぁ、そんなこんなで。 本当はブログにもう一遍掌編を上げる予定だったのですが、まぁ、無理でしたね。 筆が遅い。 あと、文章を書く時間をゲームブログに割き過ぎた。 正直、小説書きたい欲が文章書きたい欲でもあるので、ブログ更新するとそれだけで満足する節がある。 プロット立てて自分のなかで構成が済むとそれで満足する節もあるので、余計に厄介ですね。 ……ダメな人です。 あと、ここしばらくろくに本を読んでいなかったので積読を崩したり、家にある映画のBD見てたりした。 もしかしたら気持ち的にインプット期間なのかも。久しぶりにガッチャマンクラウズも観たいな。 そんなこんなで、7月の折り本の準備は済んでいるので少々まったりしながら活字摂取でもしてきます。 また配信の日付が近くなってまいりましたらまた更新しますー。 以下、読書感想文。 * * * * * 【 本 】 ・『異端審問ラボ 魔女の事件簿1~3』高里椎奈 高里先生の新シリーズ。3冊買ったまま積んでた。 タイトルに「魔女」とあるけどファンタジーではなくライトSF。 ミステリー要素と主人公一行のわいわい感は相変わらず。 この先生の作品の一番の持ち味はやっぱり登場人物たちの軽妙な掛け合いなので、同じ学校を卒業し就職してからも同じ寮に住んで、ワイワイと学生ばりの馬鹿なお話を繰り広げてくれるので読んでて楽しい。 ……と、キャラものライトミステリと思って読んでいると「そうだ、これはSFだった……」と唐突に読者を殴りに来るので、やっぱり侮れない。 料理名「走れ」は正直面白すぎてズルいので、3巻で一区切り迎えてるけどこのまま料理モノとしても続けて行ってほしいシリーズ。 【 映画 】 ・『セトウツミ』 菅田将暉と池松壮亮をキャスティングしておきながら川端でひたすらどうでもいい話を喋らせる、という「映画とは」という気分にさせてくれるコメディ映画(?)。 コメディか……? コメディでいいのか、これは。 男子高校生ふたりが川の近くの階段に座り込んで駄弁るだけの映像が延々と続く。熱い青春したりとか、ない。 話している内容も「家にデカい蜘蛛が出た」とか「昨日寝つきが悪くてな」とか、そういうしょうもない話。 なのに、無駄に面白い。これで面白いのかなりズルい。 家でポテチとか食べながら寝っころがってラフに観るのが正解だと思う。 ・『屍者の帝国』 伊藤計劃×円城塔のSF小説のアニメ劇場版。 原作は冒頭を書き残し早逝した伊藤計劃と、その後を引き継いで書き上げた盟友・円城塔の作品。 原作の要素をうまく改変しつつ別物に構成し直し、それでいて物語の主軸はぶれさせなかった点は良かったと思う。 物語は主人公のワトソンと、彼の親友で早逝してしまったフライデーの旅路。 フライデーを独自の技術で勝手に「屍者化」してしまったワトソンと、生前のフライデーとは変わってしまった屍者のフライデーが旅のなかで追い求める「21gの魂の証明」。 人間を人間たらしめるものは何か、魂とは、という主題と、映画オリジナルのワトソン、フライデーの親友設定がどうしても原作者の関係を思い出す。 肉体がその人であっても魂が別である場合、それは「誰」になるのだろう。 ・『劇場版「空の境界」未来福音 』 奈須きのこの伝奇小説『空の境界』の後日談、そして、未来につながる過去のお話。 劇場版『空の境界』はすべて見たうえで「良かったけどなんか物足りないな」と思っていた人間だったので、未来福音は正直見るか迷った(それぐらい小説版が最高だった)。 が、結果見て大正解だった。 小説版からはカットされているシーンもありつつ、代わりにオリジナルシーンもちらほら。 爆弾魔・倉密メルカと式のアクション、空の境界女性陣のその後の小噺(特に藤乃さん良かった)、瓶倉光溜と両儀未那のたわいないやりとり、そして、識の誰も知らなかった物語。 「識」が好きだったので最後のシーンは号泣だった。 映像になって声になって届く、生き残った「みんな」のハッピーエンド、過去の犠牲が遺した未来のカタチが嬉しい映画。 『空の境界』本編はシリアス一直線な分、この映画がすべての幸せを補完してくれる作品になったと感じた。 PR |
![]() |
6月24日の土曜日、表参道LAPIN ET HALOTさんで行われたユアミトスさんのライブに行ってまいりました。
ラパンエアロ、初見で行くにはなかなか難易度の高い場所でした。 若干「え、こっち? ……ホントに行って大丈夫?」みたいなところを曲がった場所にありました(笑) 今回でユアミトスさんのライブ参戦は2度目。 (一度目の感想はこちら→■) 2回目なのでなんとなくのライブの雰囲気もわかりつつ、仕事を昼でぶっちぎって、それでも時間ギリギリでなんとかラパンエアロさんに到着。 時間は余裕あったのに駅の出口を間違って迷ったとか言わないぞ、言わないからな! 仕方ないからまた駅に戻って地図ガン見したとかそんなことはなかったからな! そして、ユアミトスさんのライブ。 前回も思ったことなのですが、ユアミトスさんのライブは始まりのOP SEから静かに始まって、そこからゆったりとつながる形でライブがスタートするんですよね。 そのSEがなんとも心地よく、ユアミトスさんのHPをひらいたときに出てくる「歌で紡ぐあなたの物語」の文字と、そのあと浮かび上がるHALKAさんの森の絵が脳裏に浮かびあがるような、ユアミトスの世界観を垣間見れるオープニングで。 プロローグ的要素を感じる構成だなぁ、と感じます。 とくにライブはバンドとオーディエンスがダイレクトに場を共有して繋がれる場なので、バンドが持つ空気にどっぷり浸れる構成になっているのはすごいなぁ、と感じました。 ロックバンドでもインストゥルメンタルとかあるけど、あれは生演奏が多いからあれとも少し違うんだよなぁ……盛り上げ用のSEともなんか違うし、独特。 こういう楽団系のライブにあまり行ったことがないから新鮮なのはあるのかも。 ユアミトスさんは音源とライブで曲の表情が全然違っているので、今回のライブもそこを楽しみに聴きに行きました。 一番如実に出るのがギター、ベース、ドラムの強さ。 音源だと上品な印象だった曲もライブでのバンドサウンドだと勢いを感じるので、ひとりで「これだ、ライブハウスの音だー!」って楽しんでました(笑) 男性陣の演奏姿もかっこいいです。 あと、音源でもライブでもボーカルの春奈さんの声をじっくり聴ける機会が多いのですが、ライブでは未調整でヴァイオリンのぼってぃさんのコーラスも聴けて、2人の声が重なるところはやはり音源で聴いているのとは違う厚みがあって聴いてて楽しい。 「ヴァイオリンを聴きたい……でも、コーラスも素敵……でも……ううっ」ってなりながら聴いてました。 前回のライブでも聴いたバラード『灯火』。 ボーカルとピアノ、ヴァイオリンだけのしっとりとした曲で前回も非常に印象に残った一曲なのですが、前回は男性陣(ギター、ベース、ドラムのスリーピース組)がステージ上で棒立ち待機だったんです。 今回は前回アンケートで「男性陣が棒立ちでかわいそう」という回答があったことがMCで明かされ、一時ステージ上から退却なされていました(笑) 失礼ながらちょっと面白かったです。 この曲はピアノがすごく好きなんですよね。 他の曲だと声を引き立てる穏やかな雰囲気があるんですけど、バラードになると感傷が前面に出てくる感じがあってうっとりします。 そうそう、今回のライブはアニソンカバーもやるというので「なにやるのかなー」と楽しみにしていたんですが、まさかの『ライオン』……! マクロスFもなんだかんだもう9年前ですよ……名曲はいつまで経っても名曲だけども! 『ライオン』の歌詞の激情を透き通った歌声で力強く歌われるVo.春奈さんの歌声と、ドラマチックなピアノとヴァイオリンの旋律が印象的な演奏でした。 カッコよかったです。 そして、ライブにぴったりだな、と個人的に思う『エナジー』。 『エナジー』かわいいですよね! なんかこの曲聴くと、小さいときに近所の公園に冒険気分でてくてく歩いて行ったことを思い出すんですけど、なんででしょうね。 ラストナンバーが『還り咲き』。前回もたしかラストだったような? やっぱりこの曲は生音で聴くとかっこいいですね!! ユアミトスさんで一番好きな曲なので「まだかなー……また最後かなぁ」とそわそわしていたので、今回も聴けて良かったです。 (´-`).。oO(バンドサウンド全開なライブVer.のも音源で配信してほしい……) 前回ライブよりも少し時間が長かったため、曲数もMCも多くて楽しかったです! 次回ライブがあればまた参戦したいと思います。 あと、仕事から直でライブに行くのは絶対にやめようと思いました……休み取る……体力的にきついのは歳のせいかな(筋肉痛) 楽しむならやっぱり体調は万全が一番ですね……(笑) ユアミトスのみなさん、素晴らしいライブをありがとうございましたm(__)m * * * * * 最後にどうでもいい話を書いておきます。 今回のライブで表参道まできたので、駅地下店舗の「eggcellent egg tart」でエッグタルトを買って帰りました。 控えめに言って最高です。 パイはさくさく、なかはふわとろな卵クリームで最高でした。クレームブリュレっぽい感じだった。 完全に罪の味です。人間は堕落する。 常温状態でも美味しいんですけど、トースターで温めて食べたらとろとろ感割増しで絶品でした。機会があったら是非とも。 |
![]() |
御挨拶が遅くなりましたが、6月の折り本の配信が終了いたしました。
印刷頂いた皆様、本当にありがとうございました。 自分でも思ったんですが、雨の時期は紙を持ち帰るにはなかなか不便ですね…… 配信期間中、結構雨が降った1週間だったので「これは……」と思いました。 6月分まではリバイバル配信予定ですので、雨じゃない日にまた宜しくお願い致します(笑) 季節が悪かったのか、内容的にも興味をそそられないのか、印刷数が普段の半分ほどだったので、一色綴を追いかけて下さっている皆さまに届いたかちょっと不安です。 といっても最終日は印刷数を確認していないので最終印刷数は分からないんですけどね。 内容的には暗い一冊になりました。 初恋に踊らされる男の、女々しいというか、物悲しいというか、報われないなにかをじんわりと感じる1冊になっていると嬉しいです。 作中の天気も雨の夜のことで、他の一色綴よりも季節感を感じる静かな作品になりました。 なんでこう、暗い話ばっかり書くのかなぁ、と思いましたが、多分そういう趣味なので今後もじんわり続いていくと思います。 * * * * * では、7月のお話。 7月は「青」をテーマにしたスチームパンク小説です。 色彩を失った世界、雲と蒸気に覆われてしまった空の青を知らずに生きてきた少女が初めて「青」に出逢うとき、生まれてしまった願いと動かせない現実に揺れる物語となります。 こちらの「青」は完全独立をしていますが8月発行予定の「紫」と連動した作品になりますので、この夏はぜひぜひ2冊の折り本を手元に揃えて楽しんでいただけると幸いです。 表紙的にも2冊そろえてもらうと……? てな感じで、こちらも最終調整しつつ頑張ります。 来月もどうぞよろしくお願い致します。 |
![]() |
忍者ブログ [PR] |