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無事に11月の一色綴『偽りの赤にくちづけを』の配信が終了いたしました。
印刷頂いたみなさま、本当にありがとうございました。 今回は「赤」だったので思考が若干物騒な方向に行きそうになりましたが、なんとか耐えてハッピーエンドの方向で話を進めました。 一色綴は、なるべく女性を書く、という自分へのお題もあったため、「これまでどんな子を書いてないかなー」と考えたところ、大人の女性っていなかったな、と。 そこから「赤いカクテルってどんなのがあるかなー」→「カクテル言葉はネタになりそうだなー」→「そういえばちゃらんぽらんな男も書いたことないかも」→「じゃあ主人公はダメな大人にしよう! お相手はしっかり美女で!」という、とんでもない連想ゲームの末、11月は完成しました。 個人的には無事にハッピーエンドが描けて良かったと思ってます。 もう次で終わりだしね!! * * * * * そして、12月。 最後の一色綴は最初から予告している通りに「黒」。 ずっとこの話を書いて終わりにしよう、と昨年11月に「白」の『しらゆりの鬼』を書いてから決めていた掌編になります。 題名は『しらゆりが視る夢』。 単品でも読めるように、という書き方はしていますが、できれば1月『しらゆりの鬼』と合わせて読んでほしい作品になります。 季節は流れ、鬼と人間、流れるときの違うふたりの別れが近づく。 そして、その別れは鬼にとって終わりの始まりでもあった―― これは白から黒へ移り変わる、命の終わりに向かうしらゆりの物語。 一応この「しらゆりシリーズ(仮題)」は『しらゆりの鬼』(1月一色綴)→『しらゆりと鬼』(ブログ公開掌編)→『しらゆりが視る夢』(12月一色綴)、という3篇になります。 彼らの物語の断片を最後まで見届けていただけると嬉しいです。 というわけで12月は、1月分の再配信と12月分を配信予定です。 また来月も宜しくお願い致します! ちなみに、来年の折本配信の予定は未定です…… 未定っていうか、なんか今は準備する余裕がないので、年明けてから何かやり始めようともぞもぞしてると思います。 PR |
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というわけで、1月からせっせと発行してきた「一色綴」もあと2回で終わりです。
作ってる最中は「終わんねぇよ……あと半年分もある……」や「終わるわけないだろ……あと3か月もある……」や「もう無理だよ、あと2作書くとか無理だよ」と思っておりましたが、実は12月分も無事に書き終わりました。やったぜ。 sioさんからの表紙も全部上がってまいりました。やったぜ。ありがとうございます。 原稿が終わってみると「あー、楽しかったなぁ。もう一回やりたいぐらい名残惜しい」って感じなのですが、作ってる最中は必死なので「もう二度とやらんからな」って思ってましたね。 丁度1作目の「しらゆりの鬼」を書いたのは去年の10月で、11月に表紙のsioさんにお話を持って行ったのもあり、個人的には「一色綴」を始めて1年経ちました。 発行もあと2回で終わり……終わりかぁ。 いざ、もう終わるってなると名残惜しいですね…… 大分創作へモチベーションを持っていく試みだったので、若干燃え尽きてる感がある(笑) この支えなくして来年以降どうすればいいのか(自力でどうにかしろ) でもまぁ、実のところやりたかったこと全部はやりきれてなくて、本当は「浅葱色」とか「臙脂色」とか「翡翠色」「二藍」「灰桜」とか、日本古来の色もやってみたかったです。 なので、こっちはひっそり自ブログでやろうかなぁ、とか思っております。 こっちは「和ノ色記(わのいろしるし)」とか、なんか別のシリーズ的な感じで展開したいですよね。 折り本はなんだかんだ表紙確保という一番の難題があるので、やるには準備も必要だから来年は難しいかも…… 140字小説を取りまとめていた「五十音断篇」も表紙は大半を自力でどうにかしたけど、中身を書く時間が短くて済んでたからどうにかできた、ってレベルだし。 こういうきちんと掌編を書きながら、っていうのがモノ書きサイドだと難しいな。 フリー素材、っていう手もあるんですが、折本だと「印刷媒体NG」や「URL記載」ということが奥付をうまく作れない問題で難しいこともある。 そして、利益こそ出ないけれど、一応お金を払って印刷してもらってるモノなのでどう捉えればいいのかも難しい。 そう思うと自前で用意するのが一番楽なんですよね、困ったことに。 というわけで、今のところ来年の折本は発行予定はありません。 のそのそ自ブログサイトに帰ろうと思います。 なにやろうかなー。むずかしいなー。 |
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遅くなりましたが、一色綴vol.10「首なし騎士と嵐の夜」配信終了致しました。
印刷頂いた皆様、どうもありがとうございました。 今回はクラシック・ホラー(ハッピーエンド風味)って感じでした…… 期間中忙しくてあまり宣伝もちゃんとあげられなかったんですが、大体いつもと同じぐらい印刷されていたので、気にしてくれている人には無事に届いたのかな、と曖昧なことを思っておりますw 民話や怪談も結構好きなので、いつかスリーピー・ホロウは題材として取り上げてみたかったので、茶色を機にチャレンジした掌編となりました。 ドイツ人騎士だと言われていたり、傭兵だと言われていたり、実像を結ばない怪奇として、様々な想像の余地のある存在は面白いな、と思います。 首なしも首のないものには親近感を覚えるんですかね。 どの伝承を見ても首のある生者は「刈り取られるモノ」だと思うので、同じく「刈り取られたモノ」に対してはどうするんだろうなぁ、普段は恨みつらみに我を忘れてるけど、似たモノにはもしかしたら理性を取り戻すのかなぁ、とぼんやり考えております。 * * * * * そして、なんだかんだもうすぐ11月。 時が過ぎるの早すぎではないですか…… 11月は最後の有彩色、赤がテーマの掌編になります。 『いつものバー。いつも馴染みの青年が座っている席には、美しい女が座っていた――』 ある男と女。いつもの場所で、いつもと違う人。 日常の合間にある非日常で、彼はその日、美しい人に出逢う。 弾む会話、赤い口紅、赤いカクテル。 赤の彼女、その正体は。 一色綴の配信も、残すところあと2回です。 終わりが見えた旅路にあともう少しお付き合いいただけると幸いです。 来月もどうぞよろしくお願い致します。 |
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