順番がめちゃくちゃな受け方なのでアレなのですが、5月に「情報セキュリティマネジメント試験(合格済)」、7月に「ITパスポート試験」を受けてきました。
ITパスポートも無事に760点と合格基準点の600点を超えてたので、正式な合格発表はまだですがぼやっと2連続でIPAの試験を受けてきた感想です。 本来は「ITパスポート試験」から「情報セキュリティマネジメント試験」だと思うんですけど(IPAのスキルレベル表的に)、本当にITパスポートの内容が範囲が広すぎて頭に入らなくて……一度諦めた流れがあります。 ストラテジもマネジメントも用語が多くて、もう終わりだ/(^o^)\感がすごかった。 あと、自分が建築業界にいるからなのか、出てくる内容にあまり身近さがなかったのもある。 で、改めてIPAの試験区分一覧を見たら「ITパスポート試験(以下IP)」の上に「情報セキュリティマネジメント試験(以下SG)」があって……範囲が広すぎてIPがキツかったならセキュリティ分野に絞られたSGのほうが辛くないかな、と受けるものを変えました。 まぁまぁやけくそです。 が、結果としてこれが良かったかもしれません。 IPが全ての社会人に向けた内容であるため、企業における各役職の役割やら株式会社の仕組み、財務諸表の読み方、システム開発の流れ、PDCAサイクル、情報セキュリティマネジメントシステム、と内容が広すぎるんですが、SGはとにかく「セキュリティ分野」がメイン。 セキュリティ分野も、メールの暗号化の仕組みとか、各ショッピングサイトでも使うようなIDとパスワードについてとか、詐欺メールだとか企業の個人情報の取り扱いだとか、なかなか身近な内容が多くて勉強していても思い浮かぶ具体例もあって頭に入りやすかった。 なので、IPは一旦後回しにしてSG取る方に注力しました。 約2ヶ月勉強して過去問は9割安定して取れるようになってきたので5月に受験、800点で合格できました。 実際受けていてもある程度確信をもって答えられる感じがあり、さすがに6割は確実に取れてるだろうという手応えはありました。 ……で、無事に受かりました。 また、実はSGでもプロジェクトマネジメントや財務諸表など一部ストラテジ系、マネジメント系が含まれているので、ここはIPと出題範囲が被ります。 つまり、これでようやくIPも知らん単語ばかりの資格勉強じゃなくなり、それが心理的障壁という意味ではだいぶ楽になりました。 ほぼ全部言葉を知らん知識よりは「ここはSGで軽くやったから分かる」が合間合間にあると気は楽になりますよね。 あと、IPでもセキュリティ分野の出題は多くて、過去問ひたすらやってると気付きますが、全体の1割ぐらい占めるんですよね。 出題範囲が広くて何が出るやら分からんIPにおいて、過去数年遡ってもほぼ確実に1割は出ている内容を先にガッツリやっておくというのは得点源にしやすいわけで。 そこにプラスして一部の財務諸表、アローダイヤグラム、PDCAサイクルもSGで出てくるし、そういう意味ではIPの広い範囲のさわりはSGでやっている。 まぁ、それでもローマ字3文字の略語やら、プログラミングやら、2進数の基数変換やら、もう何が何やらわからん内容があってキツかったですが…… SGから2ヶ月でIPも過去問平均85%は取れるようになってきました。10%ぐらい冗談抜きでセキュリティ分野の得点でした(;・∀・) 計算問題は半分ぐらいしか理解してないし、プログラミングはほぼ捨てた。筆算でやらなきゃいけないんだからあまり大きな数字は使わんでほしい…… で、先日、本番を受けてきてどうにか760点を取りました。 ただ、合格点取ったは取ったんですけどSGと圧倒的に違ったのは、受けていても手応えがなくてなんかふわふわした根拠でギリギリ答えを手繰り寄せて答えてたみたいな曖昧さが強い感想です。 過去問をやったことが無意味だったわけではないんですが、明らかに本番のほうがひねったり深追いした内容が多かった印象です。 その選択肢の3択ぐらいテキストでも過去問でも見た記憶がないんですけど、みたいなやつとか。 いや、ダミー問題が8問あるはずなので、それがもしかしたらそうだったのかもしれんが。 最新シラバスからもきっちり出るとは見ていたのでテキスト以外にもそっちもできる限りを調べておいて、最近話題の生成AIについても文化庁から出ているパワーポイント資料に目を通したりもしました。 それでも試験内容に追いつききれた気がしません。 確信もって答えられたのはSGの勉強中にやったセキュリティ分野ですね。 あと、流石に仕事でも扱っている領域はどうにかなりましたね…… ほかは正直「基本がこうだったから〜」みたいな大元を念頭に答えていった感じで、だいぶフワフワでした。手応えが本当にない。 各分野で合格基準点は超えて、総合点も上回ったけど未だにまったく受かった気がしない…… 個人的な感想を言うなら、身近さと範囲の狭さでSGのほうが勉強しやすく実感を得やすかったです。 IPは範囲が広いのと、過去問をきっちりやってもいざ本番で同じ試験か訝しむぐらい難度が違う印象でとにかくやりづらかった。 本職の人なら簡単だろうしノー勉でもいけるんでしょうが、ネット上で言われてるほど「簡単」とは感じられない試験でした。 勉強中は「つらいのは自分だけじゃない」と、X(旧Twitter)でちょくちょく『ITパスポート』で検索かけて同士や受かった人、落ちた人の悲喜交交を眺めていました。 合間合間にはIT系エンジニアっぽい人の「ITパスポートなんか取っても意味ない」というツイートも見ました。 でも、IP取ろうとする人が全員IT業界にいるわけでもないし、IT業界にいたとしても事務や営業だったら中身をガッツリでなくても触りを理解することは無駄じゃないですよね。 最低限でも学んでおけば、それを生業にしている人との共通言語が増えるわけだから。 世の中のシステムってどうしても底辺に合わせて作られがちだし、そういう人も使えないと意味がないのでしょうがない部分はある。 だけど、少なくともIP取れるだけの勉強をしていれば全体の底上げにつながっていくのではないだろうか…… そんなことを思ったITパスポート試験でした。 今まさに、IPは範囲広くてキツイな、と思ってる方がいたら一度ぜひSGのテキストを手にとってみるのをオススメします。 長文問題もあるので見た目は取っ付きにくいですが、基本的に下地にあるのはIPと同じ短めの問題で範囲がセキュリティ分野のみのため思ったほど難度は高くない印象です。 まぁ、邪道だとは思うんですけどね…… PR |
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