1週間ほど外出やらゲームやらで日常的に取り回して、ようやくこの子の良さが分かって「あーなるほどなぁ」という感じになったので簡単にレビューっていうか雑感。
「Co-Donguri 雫」のDawn Blue。 ころん、としたフォルムがとてもかわいい。 こどんぐり、というか、とてもどんぐりです…… 5,000円以下で気軽に取り回せてボーカルがはっきり聴こえるイヤホンが欲しい、という非常にざっくりした要望で買いに行きました。 今は4本ほどイヤホンを持っていますが、音のまとまりが良いというかボーカルも含めて「音楽」として鳴らすという感じのやつ×2と、低音馬鹿と、解像度高くて声もきっちり聴こえるけどクリアな分聴き疲れするやつ、というラインナップで「分離良くて疲れずにボーカルが聴ける」子がいないなぁ、と。 用途は主にvita、PS4でゲーム音声を聴く。 GOD EATERを遊ぶときにアラガミの鳴き声で次のモーション把握することも多いので、そういう意味でBGMと分離がいいものが欲しかったんですよね。 GEシリーズは音楽も良いのでBGM楽しみたいし。 RPGもニーア、FFシリーズはキャラクターたちの掛け合いもBGMも両立させたい。 あとはシチュエーション系のもやるので、とにかく分離が良くないとBGM負けすることも多々。 気楽なゲーム用なので聴いてて疲れない軽い音が欲しかったのでした。 で、U5,000ラインで有名なこちらさんを購入。 まぁ、職場のひとに「ド定番だしボーカル重視ならこどんぐり。聴いたことないなら聞いてきたら?」と言われ「前に試聴したけど音がスカスカでぴんと来なかった」と返したところ、「イヤーピース変えると全然違うしもしかしたら付属のスピンフィットが合わないだけかも。俺も合わないから取り替えてる」という一押しもあったのでした。 イヤーピースの大事さはちょっと前に味わったばかりでしてな…… そんなこんなで「この値段なら失敗してもいいし」とざっくり買い。改めて試聴もしなかった。 そして家でじっくり聴いてみた「こどんぐり」ちゃんは、音場は広めで中高音域寄り。 とくに中域が強調されてるはっきりすっきりしたキラキラ音ですね。 低音もほどよく引き締まって聴こえる。音楽を支えるために必要な量はきっちり出る、って感じですね。 音の分離も良く、ボーカルもすごく近いってわけじゃないですがはっきり楽しめるのでいいです。 聴いてて軽やかで気持ちのいい音。 ただ、低音がきっちり出るかどうかはイヤーピース選びによって変わります(またこのパターンか)。 最初は付属のスピンフィットを使ってみたんですが、なんかしっくりこないっていうか、うまくはまらないというか。 「カナル型なのに遮音性低すぎない?」と思うような感じ。 中高音は問題ないんですが低音がスカスカで、前に試聴して「微妙かも」と思ったのと同様の感想が浮かびました。 なので、ここでSonyのイヤーピースSSサイズを召喚。 今度はきっちりハマって「お、ちょっと低音出てきたかも」という感じ。 ただちょっと音の広がりが減少しちゃったかな、という感じも。 続いて、JVCスパイラルドットSサイズ召喚。 遮音性、低音共に良好。ただ音が広がりすぎてとっちらかる感じも。 もともと音場が広めだから変に広がりすぎちゃうのかな。 逆に長時間の作業用に使うとか考えると、この音の軽さは聴きやすい気もしますね。 さらに続けて、finalのEタイプ(クリア/赤軸)Mサイズを召喚。 EタイプだけMサイズ使ってるのは、柔らかさ的に浅めに押し込むぐらいのところのフィット感が好きなだけです。 Eタイプにすると耳にきっちり詮をしているので遮音性はもちろんのこと、このイヤピの特性でもある低音の押し出しもあってかなり好きな感じ。 こどんぐりは音が粒立ってキラキラしてるのですが、それがほどよく抑えられているところも。 と、ふと思い至ってfinalのAdagioⅢから付属のイヤーピース、finalのEタイプ(ブラック)Mサイズを強奪。 たしかブラックの方が僅かながらに低域寄りの音を出してた印象だったので……クリアとは素材も違うしね。 とまぁ、強奪してみたところ低域がこっちのほうが好きだなー、となり、Eタイプ(ブラック)に換装。 いずれにせよロクな経緯じゃない。 おかげで今AdagioⅢが代打にAタイプ着けられてポーチのなかです。すまん。 基本的に低音の出方は、イヤーピースの種類がどうこう、というよりは「きっちり自分の耳にフィットするイヤーピースを見つけられるか」というところにかかってくると思います。 逆に言えばきっちり合えば種類は自分の好きなものでいい。 付属のスピンフィットも耳のカタチに合えば低音不足は無いんだろうし。 そんなわけでイヤーピースに左右はされますが、基本的にバランスの良い音を出してくれるこどんぐりちゃんでした。 個人的には、アニソンやらドラマCDやら、声を全面に押し出して聴くと楽しい音源には向くと思います。 音質や透明度はそれなりなんだけど、肩ひじ張らずに楽しめて音が聴きやすい、という面では5000円以下の価格に収まらない価値があると感じる。 あと、なんといってもこれ、ケーブルがすごい。 全然絡まらない。ホント素敵。 取り回しやすい、っていう意味では最強レベルの絡まなさです。 付属ポーチはないので別途ケースを用意する必要がありますが、価格の気軽さといいケーブルといいころっとしたサイズ感といい、気軽に日常で使い倒すっていうのはかなり向いてる。 衣服に擦れた時に起こるゴソゴソとしたタッチノイズも少ない。 シュア掛けするとほぼ感じないレベルですので、散歩や運動のおともに使うにも持ってこいです。 取り回しに最適という点と、ひとまず付属イヤホンからの卒業に手を出しやすい5000円以下の価格。 趣味イヤホンに1本持ってていいかもなぁ、と思いました。とにかくかわいいしね! PR |
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