遅くなりましたが、一色綴vol.10「首なし騎士と嵐の夜」配信終了致しました。
印刷頂いた皆様、どうもありがとうございました。 今回はクラシック・ホラー(ハッピーエンド風味)って感じでした…… 期間中忙しくてあまり宣伝もちゃんとあげられなかったんですが、大体いつもと同じぐらい印刷されていたので、気にしてくれている人には無事に届いたのかな、と曖昧なことを思っておりますw 民話や怪談も結構好きなので、いつかスリーピー・ホロウは題材として取り上げてみたかったので、茶色を機にチャレンジした掌編となりました。 ドイツ人騎士だと言われていたり、傭兵だと言われていたり、実像を結ばない怪奇として、様々な想像の余地のある存在は面白いな、と思います。 首なしも首のないものには親近感を覚えるんですかね。 どの伝承を見ても首のある生者は「刈り取られるモノ」だと思うので、同じく「刈り取られたモノ」に対してはどうするんだろうなぁ、普段は恨みつらみに我を忘れてるけど、似たモノにはもしかしたら理性を取り戻すのかなぁ、とぼんやり考えております。 * * * * * そして、なんだかんだもうすぐ11月。 時が過ぎるの早すぎではないですか…… 11月は最後の有彩色、赤がテーマの掌編になります。 『いつものバー。いつも馴染みの青年が座っている席には、美しい女が座っていた――』 ある男と女。いつもの場所で、いつもと違う人。 日常の合間にある非日常で、彼はその日、美しい人に出逢う。 弾む会話、赤い口紅、赤いカクテル。 赤の彼女、その正体は。 一色綴の配信も、残すところあと2回です。 終わりが見えた旅路にあともう少しお付き合いいただけると幸いです。 来月もどうぞよろしくお願い致します。 PR |
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