8月分『よるごえに紫』の配信が終了致しました。
印刷いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回は7月分との連動作品ということもあって、8月分ラストシーンの意味に気付いていただけたり、表紙の連動に反応をもらえたりして、愚直にでも「一色綴」を作ってきて良かったな、と思える自分にとって特別な1冊となりました。
ハッピーエンドでこそないのですが、安易なバッドエンドでもない微妙なラインの旅ファンタジー、お楽しみいただけたでしょうか?
7月『空欠ケ』もお持ちの方は、7月の彼の旅路、その始まりを8月で読んだのちにもう一度『空欠ケ』の表紙も見ていただけると嬉しいです。
個人的には「夢を抱えて死に逝く、連れて往かれたかった<彼女>」と「夢を抱えて生きて行く、連れて行かれたかった<彼女>」ら、ふたりの腕の違いがツボでした。
発行順は『空欠ケ』→『よるごえに紫』ですが、時系列は表紙の並びである『よるごえに紫』→『空欠ケ』となっております。
表紙のsioさんの絵最高かよ、と何度も崇めてみると何か良いことがあるかもしれません。
……なにもなくても責任は取りません。
また来月も「一色綴」を発行予定です。
残り4回の発行となりますが、よろしければ斜陽に差し掛かる旅路にお付き合いいただけると幸いです。
そして、8月『よるごえに紫』に関して1点訂正です。
ほとんど誰も読んでいないであろう裏表紙の奥付なのですが、発行日が「平成29年9月9日」になっておりますが、正しくは「平成29年8月12日」となります。
そして「vol.9」となっておりますが、正しくは「vol.8」になります。
印刷頂いた皆様に謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。
その他裏表紙の色言葉や発行者、作中文章に訂正はありません。
* * * * *
改めて、9月の折本のお話です。
そんなこんなで、もう8月も残すところあと10日。
すぐに9月がやってくるので、配信日の予告を致します。
9月『鬼燈ノ事』は、9日土曜日からの配信開始となります。
テーマ色は「橙色」。
お祭りの夜、ひとりぼっちの少女とひとりぼっちの男の神隠しにまつわる怪談掌編です。
ひさしぶりにsioさんの描くお顔が見られる表紙です。
『鬼燈ノ事』がお祭りのお話ということもあって、当初はこちらが8月配信の予定でした。
が、『よるごえに紫』の表紙が素晴らし過ぎて慌てて順番を逆にした、という経緯があります。
その結果、奥付がなおっていなかった、というプチ事件が起こりました。
申し訳ありませんでした……こっちが本物のvol.9となります。
配信は9月9日(土)より、セブンイレブンのネットプリントにて配信開始予定です。
また、リバイバル配信として3月『Insight』、4月『green AI』も配信致します。
印刷を逃した折本がありましたら、どうぞこの機会にお迎えくださいませ。
製作も佳境に入ったようで入っていない『一色綴』、あと4回お付き合いいただけると幸いです。
まずは9月。どうぞよろしくお願い致します!
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http://thefool.kakuren-bo.com/Entry/177/8月「一色綴」配信終了と9月のこと